C2 困りごと対策検討シート(シンプル版)

基礎確認・構築
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自己理解・傾向理解のシートで見えてきた困りごとを、一枚の紙の上で分析し、自分でできる工夫(対処)と、周囲に理解してもらうこと(配慮)に整理するためのシートです。

片面一枚で、ひとつの困りごとを扱います。
このシートは、困りごとをゼロにすることを目指していません。工夫をしても、配慮を得ても、困りごとが完全になくなるとは限らないからです。
なくすことではなく、どう付き合っていくかを整理する場として作られています。

■ 使い方

1. 困っていることを短く書く
一行程度で短く、困っていることを端的に書いてみます。短く書くことが難しい場合は文章でもOKです。

2. なぜ困るのか、思いつくままに箇条書きで書き出す
どんなときに起きるのか、そのとき自分はどうなるのか。自己理解系のシートも参考に思いついたものを箇条書きで書いていきます。
「なぜ?」をたくさん出すことで、その困り感の本質に迫ることを目的にしています。

3. 本当に困っている要因を整理する
2.で書いたこと箇条書きを見ながら、自分は何に困っているのか?をあらためて言葉にし直します。特性・環境・対人・業務スキルのどれに当たるかを考えると、整理しやすくなります。

4. サクセスゴールを3段階で書き出す
・ミニマム(無理のないゴール)
・フル(できれば達成したいゴール)
・エクストラ(達成できたらすごいゴール)

困っていることが「どうなれば」ゴールなのかを、3段階で書き込みます。
達成しやすそうな、ミニマム達成から考え、エクストラはできたらすごい!というとらえ方で考えます。

5. 工夫と配慮に分けて書き出す
サクセスゴールに向かって、どのような工夫と配慮があると、目標が達成できるかを考えてみます。

自分でできそうなことと、周囲に理解してもらいたいことを分け、第三者の意見も聞きながら検討します。

■困り感の分析から対処・配慮を書き出したら

サクセスゴール達成のために、対処・配慮の実現に向けて、どうすれば良いか考えてトライします。しかし、最初は予想通りにはいかないものです。
「トライ・アンド・エラー」を前提に、都度自身の分析を見直し、対処や配慮を見直しながら、工夫を重ねて困り感を対策していきます。
何度もこのシートを使って繰り返し分析し、見直すことが必要な時もあります。

■ 参照情報

問題解決1枚シート(大嶋祥誉)
マッキンゼー出身のコンサルタントが提唱する、A4一枚で問題を整理するフレームワーク。問題を書き出し、「なぜ」を掘り下げ、そこから問題を再定義した上で打ち手を考える、という手順を参照しました。すぐ解決策に飛びつかず、一度立ち止まって問題そのものを捉え直す、という考え方をシートの骨格に採り入れています。

サクセスクライテリア(JAXA等の宇宙開発・プロジェクト管理で用いられる成功基準
ミッションの達成度を「ミニマムサクセス/フルサクセス/エクストラサクセス」の3段階で事前に定義する考え方。特に「ミニマムサクセス=ここに届けば成功と呼べる下限」という発想を、ゴール設定の3段階構造として参照しました。

支援マニュアルNo.13 ナビゲーションブックの作成と活用(JEED)
独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構 障害者職業総合センター職業センター発行・2016年。自己理解の内容を書き出したあと、実際に使ってふり返り、書き直しながら更新していくという作成プロセスが示されています。一度書いて完成とせず、試した結果をもとに何度でも見直していく、という考え方を参照しました。

■ シエンシャのツール一覧