C1 困りごと対策検討シート(じっくり版)

基礎確認・構築
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「困りごと対策検討シート(じっくり版)」は、自己理解や傾向理解を通じて見えてきた自分の困りごとを、自分でできる工夫(対処)と、周囲に理解してもらうこと(配慮)に整理するためのシートです。

A4両面で、ひとつの困りごとを扱います。
シートの説明に従って書き出し、困りごとの要因や目指すゴール像を書き出し、最終的に工夫と配慮を検討するシートになっています。

■ 使い方

1. 困っていることを一つにしぼって短く書く
2. なぜ困るのか、3つのステップで書き出す
「きっかけ・自分がしたこと・その結果」の順に思い出して書いていきます。気持ちや評価ではなく、実際に起きた「事実」を書くのがコツです。自己理解系シートを実施している場合は参考にしながら書いてみてください。

3. 困っている要因を、環境要因と自分側の要因に分ける
2で書いたことを眺めて、要因を外側と内側に分けて分析します。

外側の要因(自分の外側の要因)……
物の配置、指示の出され方、締切の決まり方など
自分側の要因(自分の中にある要因)……
時間感覚、注意の向き方、始めると止まらないなど

4. サクセスゴールを3段階で書き出す
・ミニマム(無理のないゴール)
・フル(できれば達成したいゴール)
・エクストラ(達成できたらすごいゴール)
の3段階に分けて、自分がどうなっていたいかを考えて言葉にします。

5. 要因ごとに、工夫と配慮を書き出す
サクセスゴールの達成のために必要な対策を、外側の要因と自分側の要因、それぞれについて、自分でできそうなこと(対処)と、周囲に理解・協力してもらいたいこと(配慮)に分けて書きます。

■このシートを活用するにあたって

このシートは、困りごとを解決したり、無くしたりすることを目指していません。
工夫をしても、配慮を得ても、困りごとが完全になくなるとは限らず、困りごとと、どう付き合っていくかを整理するために活用するシートとなっています。また、対処や配慮は一度考えればよいというものではなく、うまくいかなかったり、思うような効果がない場合もあります。
時として、考えた対処や配慮が過剰な場合もありえます。実際に試してみて、トライ・アンド・エラーを繰り返し、自分にしっくりくる対策にたどり着いてください。そのためには何度も、このシートを活用し分析を繰り返すことで、自分の感覚がつかめるようになります。

■ 参照情報

問題解決1枚シート(大嶋祥誉)
マッキンゼー出身のコンサルタントが提唱する、A4一枚で問題を整理するフレームワーク。問題を書き出し、「なぜ」を掘り下げ、そこから問題を再定義した上で打ち手を考える、という手順を参照しました。すぐ解決策に飛びつかず、一度立ち止まって問題そのものを捉え直す、という考え方をシートの骨格に採り入れています。

サクセスクライテリア(JAXA等の宇宙開発・プロジェクト管理で用いられる成功基準
ミッションの達成度を「ミニマムサクセス/フルサクセス/エクストラサクセス」の3段階で事前に定義する考え方。特に「ミニマムサクセス=ここに届けば成功と呼べる下限」という発想を、ゴール設定の3段階構造として参照しました。

支援マニュアルNo.13 ナビゲーションブックの作成と活用(JEED)
独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構 障害者職業総合センター職業センター発行・2016年。自己理解の内容を書き出したあと、実際に使ってふり返り、書き直しながら更新していくという作成プロセスが示されています。一度書いて完成とせず、試した結果をもとに何度でも見直していく、という考え方を参照しました。

■ シエンシャのツール一覧